2012-01-01から1年間の記事一覧

ドレイムスの苦悩とオリバーノーツ全滅の可能性

本編ではフリットの要請に渋々従いディーヴァを手配したアクト3 基地司令ドレイムスだが、彼はクルーの人選で故意に問題児を選んだ。 嫌がらせのように見えるがどうして彼はこのような行動に出たのだろうか? 今回は劇中では一切触れられなかったオリバーノ…

宇宙海賊ビシディアンのMSがマッドーナ系で統一される理由

反連邦組織のビシディアンは主戦力たるMS部隊をマッドーナ系で 固めている。これは低コストで頭数を揃えるのが容易であること、 入手と運用が容易なシリーズだったためと考えられる。非正規戦 が前提で確実な補給路の確立と維持が困難なビシディアンにとって…

レギルスはガンダムの正統後継者か

ヴェイガン製ガンダム「レギルス」には頭部バルカン砲が装備されている。 これが意外と珍しく、連邦のガンダムAGEシリーズには一体にも無い。 マッドーナ工房の開発した機体には比較的多くあるが、それを覗けば クランシェぐらいだ。 レギルスはヴェイガンの…

ヴェイガンギア・シドの誕生理由とゼラギンスについて考える

最終決戦で突如として出現したシドは、なぜかヴェイガンギアに 取り付き、なんだかよくわからないうちに取り込まれたのか一体化 したのか。これもまたよく分らないがそのうち馴染んで?ゼラギンスと 一緒に暴れだした。まあつまり分らない事尽くしだ。アッシ…

マッドーナ工房がビシディアンに協力した理由?

「追憶のシド」でこの二大組織が裏で繋がっていた事は明らかに なったが、反政府組織に直接戦闘用MSの供与(販売?)を行う理由は 明らかになっていない。いくら金を積まれようと世は粛清委員会が支配 した時代でもある。さすがにそこまで危ない橋を渡るほど…

フリットの最後の行動について

戦争の道を歩み続けたフリットがラ・グラミス攻略戦で和平を 選択したのは驚きの展開だ。一体何があったのだろうか? ノーラでガンダム開発に携わっていた頃のフリットは救世主 ガンダムの建造を目標にしていた。しかし蝙蝠退治戦役に 巻き込まれたことから…

フリット編OPに見える没案?や設定

フリット編については公式ホームページから一話無料配信が 視聴できるので、試しに見るのもいいだろう。制作側はフリット 編を作品の導入部分と位置づけ、ペースを意図的に落としている ので全話を通しで見た後に第一話を見るとその違いが感じられる。 (2012…

ゼハートの最後の行動について

最終決戦時で彼は精神的に追い詰められ、ディグマゼノン砲 第二射の後は自らレギルスで出撃。ダークハウンドと交戦する もののあっさり撃墜されてしまった。 これまでほとんど内面が描写されることの無かったゼハートは、 なぜここで急に心情が表れ、そして…

対Xラウンダー戦術

XラウンダーがMS戦で優位なのは「先読み」と呼称 される能力を持つ点が大きい。この力のおかげで敵の 動きを把握し、先手を打てるアドバンテージを有 している。しかしこの力は絶対的なものでもない。 しばしば能力を持たない一般兵に撃退されている ケース…

レーダーに捕捉されるMSが撃墜されない理由を探る

だいぶ前に下の関連記事で書いた内容を元に、より 一歩踏み込んで考えてみる。 劇中描写を見ると戦闘中でもレーダーは問題なく 作動して周辺の物体を綺麗に捕捉している。ディーヴァ のシステムには「ECCM」表記があるので電子戦は 一応存在するようだ。…

放送開始直後の予想・推測メモ

放送が始まった頃に思っていたことのメモ、今見返せば ぜんぜん違ってた流れだった。 ・UEの正体とかストーリーについて A: 地球圏は平和に見えるが、実は異星人(UE)によって 支配、管理された偽りの世界だった。UEはある目的の ために地球人類のなかで…

ヴェイガンの運用する戦艦について

ヴェイガンの戦闘艦は全編に渡って細部が 違うもののほぼ同じ概観だ。そして共通して ステルス装置の「見えざる傘」を標準装備 している。 武装はビーム砲のみに拘っており、ミサイル の類は見受けられない。これは火星側の物資 不足か物理的保管スペースの…

ラ・グラミス攻略戦序盤の動き

連邦軍艦隊は推定総数二十隻の規模で編成されている。 艦隊集結時にディーヴァ右翼に五隻が映っていたが 指揮系統を担う戦艦が隊列の左端と言うものは考えにく い。隊列中央に陣取るのが自然だ。なのでこの場面で は画面外に五隻ほど左翼に展開しているもの…

ギラーガとレギルスのビットについて考える

ヴェイガンの高級機であるギラーガとレギルスは Xラウンダー能力を利用したビット兵器を使用 可能だ。このビットはファルシア系列が持つ小型 ビーム砲台とは違い、ビーム自体が自在に相手を 狙って動く非常に手の込んだ代物だ。 それにしても一体どのような…

グルドリン運用方法について

劇中に登場したグルドリンは未完成品だったため わずか一機のみが戦闘に参加した。ファントム3 最後の生き残りゴドムが駆った異形のMS。 第47話で明らかになった武装や機動性など、その 特徴的な性能からこれが対艦、対MS戦を想定した 通常のMSとは違う目的…

ガンダムのウェア換装を心理描写としてみる

AGEの特徴にウェアシステムと言うギミックが ある。MSの肢体を換装するものであるが、意外と 本編に有効活用されない。またパイロットが卓越 した操縦技量を発揮しだすと、ウェアを標準型に 戻す。または固定化するという傾向がある。 これはバランスを…

アニメと外伝の矛盾から探るループ世界の可能性

第45話でアセムが行方不明になった最後の任務が 登場した。これは外伝漫画追憶のシドで描かれた エピソードなので漫画のあのシーンが映像化される のかと思いきや、その内容は予想外のものであった。 外伝漫画を読んでいた視聴者にとって、アニメは 全くの別…

ディーヴァ級宇宙戦艦から考える連邦の国防計画

ノーラへ入港した新造戦艦ディーヴァ、この 艦はグルーデックの退職金代わりに持ち逃げされ アンバット攻略作戦に参加することになる。 ミンスリーではAGEシステムによる改造プランに よって大規模改修が施され、強襲形態に変形 した。さて変形する前の、本…

ゼハートの心変わりをフラムはどう受け取るのか

ルナベース戦で明らかになったフラムの 真の目的、そしてゼハートに対する評価。 しかしこの評価、早くも崩れ去りそうである。 ゼハートはイゼルカントの画策する本当の エデン計画に怒っていたものの、彼に説得 されてあっさり懐柔されてしまった。 このこ…

不殺から始まるキオの物語

キオはフリットの英才教育によりMS操縦が得意な 子供だ。そう子供なのだ。彼はまだ人殺しの手解 きを受けていないし、実感も抱いていなかった。 そのため捕虜生活はキオに大きな衝撃を与えた。 これまで気兼ねなく破壊できたロボットの中に同じ 人間。それも…

第45 進化するシド

ゼハートとアセム(アッシュ)の共闘により、シドの 一時的な撃退に成功する。しかしEXA-DBの完全破壊 には至らず、漂流するDBとシドは接触してしまった。 このままだと今回の状況を打開できるよう、シドは 自己改造を行うことになる。それが現在のOPで 見え…

今更分かったフォルダーEZ7の意味

グルーデックが連邦軍より盗み出した「フォルダーEZ7」 さてこのEZ7の意味とはなんぞや?と考えていたが ふっと気が付いた。 EとZはザラムとエウバの頭文字だ。 と言うことは7というナンバリングは時間ないし 時系列の意味があるはず。そう考えるとこれは…

ディアンフォンロイド大佐とウルフ、そしてディーヴァについて

ディーヴァの艦長ディアンフォンロイド大佐は 第二話でグルーデックに監禁されてそれっきり である。そんなもう誰もが忘れてそうな人に ついて…。 彼の立場とディーヴァを指揮してた理由は かなり謎だ。MS部隊もろくに積まず、ウルフが 一人いるだけ。そん…

第44話 レギルス対シドについて

シドは外伝漫画「追憶のシド」に登場した旧世紀の 遺物であるが、これは当時のアセムやビシディアン の活躍によって跡形も無く消滅した。 そのシドがそっくりそのまま復活しているので、 EXA-DBが再生産したのはまず間違いない。 (コアが別のところにあり、…

セカンドムーンの地球帰還と和平の可能性

戦争が約六十年も続き、キオ編で積極的な 攻勢に出て三ヶ月。ついにセカンドムーンが 地球圏へやって来た。この人工天体には紫の発光 現象があるので、ヴェイガン特有の推進機関を 備え付けて移動能力を得ているようだ。 (十分な装置とエネルギーを供給でき…

マーズレイによる火星移住失敗、そして地球圏の終焉

マーズレイ、そして火星特有の殺人的磁気嵐は いつ頃人類に認識されたのだろうか? 劇中の会話内容から、事前調査では発見されず。 実際に第一陣が住み着いてから発覚したようだ。 そもそも現在でも火星へ無人探査機が送り込まれ、 生命の痕跡が無いかなど長…

第43話 過去の栄光と今

連邦軍によるルナベース奪還作戦は、戦端が 開かれた当初は連邦優勢であったものの。 MS隊が月面へ着陸した時点からヴェイガン 側の反撃が本格化。激しい抵抗にあい、それ 以上の進軍が困難になっていた。 (ヴェイガン側は主力部隊を月面上に布陣させ 敵の…

プラズマダイバーミサイルについて考える

キオ編に登場した封印兵器の一つだが、これまで その名称は一切登場しなかった。恐らくアセム編 以降に開発された代物なのではないかと思う。 この兵器が必要とされた理由は主に二つある。 一つは使い勝手の悪いフォトンブラスターや フォトンリングレイに代…

連邦のXラウンダー研究と軍事利用について

ヴェイガンに対して連邦のXラウンダー研究や 軍事利用は遅れている。これは元々軍隊の再興 に着手した時間差が影響しているし、その後 の内政工作によって妨害を受けていた事も影響 しているのだろう。当初の連邦軍は戦闘用MSも 戦艦もない、ゼロからのス…

追憶のシド 第七話 海賊へ参加したアセムのその後

ビシディアンへの参加を決意したアセムは 首領アングラッゾからここですべき事を 見つけるよう言われる。 海賊のメンバー多数から受け入れられる一方、 突然現れたうえにアングラッゾから後継者と 名指しされたため、一部の者は彼の存在に 不満を抱いていた…