第44話 レギルス対シドについて

 シドは外伝漫画「追憶のシド」に登場した旧世紀の
 遺物であるが、これは当時のアセムやビシディアン
 の活躍によって跡形も無く消滅した。
 そのシドがそっくりそのまま復活しているので、
 EXA-DBが再生産したのはまず間違いない。
 (コアが別のところにあり、そこから復活したかも
 しれないが)

 ここで気になるのは行動ルーチンが変わっている点だ。
 もともとシドはEXA-DBの保護を目的とし、これを収めた
 小惑星内に待機して侵入者を追い払っていた。
 今活動している二号機(仮称)はどのような理由で外を
 出歩いているのだろうか?また再生産が可能だとする
 ならば、たった一体だけなのか。大量生産に踏み切
 っていないかなど気になる点が多い。

 そして一番問題なのはゼハートが不用意にシドと交戦
 したことだ。シドは守護者として自立稼動できる
 能力を与えられており。自前で機体の損傷を直したり、
 損傷を与えるような攻撃を受ければ、それを跳ね返せ
 るよう自己改造してしまう。
 外伝ではバロノークの砲撃を一度受けた際に損傷して
 撤退したが、再度来襲したときには集中砲火をもの
 ともしない防御力を得ていた。

 そのためここでゼハートが勝っても負けても、シドは
 ガンダムレギルスに関する情報を収集するので、さら
 に強力なマシンに進化する危険性がある。
 例え完全破壊ができたとしても、これまでの状況から
 EXA-DBとデータリンクしている可能性が高く、戦闘を
 仕掛けるリスクは非常に高い。EXA-DB側がより強力な
 防衛戦力を用意しだす結果に繋がるだろう。
 ゼハートの軽はずみな行動で地球は大変なことに
 なるかもしれない…

 ※視聴したばかりなので確証はないけど、OPの
  シルエットと今回のシドは若干違うように見える。
  だからこの一戦の後に進化するかもしれない。

 ※なお外伝漫画に登場する最初のシドはモノアイが
  赤く、アニメのグリーンとは違う。これが暴走
  状態を意味するのだろうか?

【関連記事】
 ギラーガとレギルスのビットについて考える
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20120914/1347623050

 ヴェイガンギア・シドの誕生理由とゼラギンスについて考える
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20121124/1353718823