ヴェイガンの推進機について

【紫粒子の出所】
 ヴェイガンの推進機は地球製とはだいぶ違う。
 噴射による反動推進には見えないので、根本的に
 違うっぽい。

 例えばガフランなどはドラゴン形態時に翼から
 紫の粒子を出して移動している。
 これは他のヴェイガン製MSにも共通しており
 必ず特定部位から紫の発光粒子が見える。

 特定部位に推進機があるのは確かだ。
 しかしその部分はロケットモーターの類は見受け
 られない。

 バクトやゼダスには放熱板?整流版のような部分が
 ある。ドラドではバックパック化されたものが装備
 されている。

 この形状の物体はヴェイガンの母艦、艦船にも
 搭載されている。

【備考】
 紫の粒子は熱量をさほど持っていない様子で
 地上(草地)や水に接触しても風が吹いたような
 感じで水蒸気の発生等は見受けられない。

 また人体に有害な物質でもない模様。

【UE母艦は大気圏内航行が可能か?】
 UE母艦の推進装置形状とバクト以降の
 ヴェイガン製MSの推進装置はデザイン上で
 共通部分があるし、MSはすでに滞空・飛行や
 滑走なしの離陸が可能だ。

 UE母艦の三胴艦はあれ自体が分離して
 三隻の突入艇になりそうにも見える。
 MSが自力飛行出来るし、船も可能とは思えるが
 そのあたりどうなんだろう? 

【ガフランとドラド】
 ガフランの翼に推進機が仕込まれており、これが
 陸戦時のデッドウェイトになっている。
 ドラドは推進機関のダウンサイジングや新型採用で
 この種の問題を解決している。
 ガンプラ公式の「重力化での〜」という解説は
 この意味かな?

【推進機関】
 21話まで見たがさっぱり分からない。
 しかし劇中では明確に書分けがあるので
 視聴者側には明かされていないが、何かしら
 設定はあると思う。単に味方と敵の区別程度
 かも知れないが…

 今のところ思いつくのは、現実世界(2012)で
 存在が指摘されるものの実際に観測までには
 至っていない『暗黒物質』を利用したものかな?
 と考えている。

 これは別名ダークマターと言われており、宇宙
 空間にあるけど、どうも人間には知覚出来ない
 存在。しかし宇宙空間には大量にあるらしい。

 ヴェイガンはこの暗黒物質の観測と干渉、利用に
 成功して推進機関に使った。
 普段は視認、科学的に観測不能だけど。連中の
 干渉装置(推進機)で利用した部分だけ発光現象
 が起こる。これが例の紫粒子の正体。

 宇宙をプールと言い替えると、これを満たす
 水が暗黒物質であり、推進機はウォータージェット推進
 に相当する。(当然これをタンクに圧縮蓄積して噴射剤に
 利用することも可能だろうけど)

【なぜに暗黒物質か】
 とくに根拠は無いが、劇中描写やヴェイガンの本拠地が
 火星であることが大きい。ガンダムが制作されるときは
 その年代の何かがネタやキーワードとして取り込まれる
 傾向があるように見える。
  ※1stはオニールの島三号コロニー、SF小説「宇宙の戦士」
   に登場するパワードスーツはMSの元ネタ。そんな感じ

 ここ数年で言えば米国や中国の火星有人探査。
 SEEDは遺伝子や人種・民族対立などがある。
 そんな感じで宇宙に関連したワードで浮かんだのが
 ニュートリノ暗黒物質だった。ニュートリノ
 密度が低いが暗黒物質は豊富らしい、ならこっちは
 使えるだろうって、ただそれだけの話。