ビッグリング攻防戦について

【本部とは言ってもただの宇宙ステーション?】
 地球軌道上にある連邦軍総司令部ビッグリングが
 ヴェイガンに襲撃されるらしいが、この展開は
 連邦大丈夫か?と思ったが実際戦局が明示されて
 ないから分からない。

 地球と月付近に点在するラグランジュポイント
 コロニー群やデブリ、隕石群の吹きだまりが点在
 すると思われるが、これらは広大な領域に点在する
 状態なのでホームグラウンドの連邦側と言えど
 完全な制宙圏の確保・管理は困難と思われる。

 なので面で支配するのではなく、要塞やコロニー
 などの防衛、重要拠点を点で抑える形になっている。
 そしてこれらを結ぶ航路の安全を確保する形に
 終始しているのではないだろうか?

 とくに敵が固定された本拠地を持たずに移動して
 いるようなので、連邦は各防衛拠点の守りを固める
 事が優先されてなかなか攻めるチャンスが無い。
 総戦力では 連邦>ヴェイガン だろうけど、その
 隠密性や機動性から戦争の主導権は神出鬼没の
 ヴェイガンに握られている。

 なら地球軌道上に隠れもせずにプカプカ浮いてる
 無防備な本拠地落とすって流れになっても不思議で
 はない。ただし本拠地と言ってもただの宇宙ステーション
 にしか見えないので、攻略の価値があるかどうかは疑問。
 正直あんなの落ちても痛手にはならないし、わざと誘い
 込んで核爆雷で宙域ごと吹っ飛ばして一網打尽にした方
 がよっぽど儲けが出ると思う。

 ※やってることはSEEDの地球連合軍本部アラスカのあれ
  と一緒。
 ※小説版ではノーラ脱出に使用したコロニーコアは
  月軌道で核パルスエンジンを取り付け減速させる趣旨
  (P90)の記述がある。アニメ版でも描写されていないだけで
  設定が共通なら、核関連技術はある程度維持出来ている
  はずなので、連邦軍は戦術・戦略核兵器の再配備が可能
  だろう。
 ※情報部が攻撃情報をキャッチしていたがどうやったのか?
  むしろヴェイガンが意図的に漏らしたとしか思えないが、
  外伝では通信傍受と解読に成功しているので、そっちの線
  かもしれない。

【アセム編の戦況変化】
 物語冒頭ではヴェイガンの支配領域拡大が明示されたが
 アセムが軍へ入隊する頃には連邦側(フリット主導?)の
 反攻作戦で戦局を押し返したっぽい。
 イゼルカントの会話内容やゼハートが地球制圧軍の司令官
 に任命された事から、前任者が解任された可能性は高い。
 解任される理由は地球制圧で大失敗したか、うっかり最前線に
 出て戦死したくらいか。(トップは最前線に出る悪い傾向がある)
 もしくは支配領域の拡大と言うのは、あくまで地球圏の外周部に
 ある要塞か何かを橋頭保として奪ったに過ぎず。あのダウネス
 などの主力艦隊は後から来た。それまで司令は空席だった?

 もしくは戦争の早期終結を考えたゼハートが本部への攻撃を
 考えただけか。

 今回の防衛戦に第七艦隊が召集されていたら、もしかすると
 ラーガンもいるかもしれない…。
 (第八ならグアバランさすがに配置換えか)