第38話 ビシディアンの実力

【1】
 いつの間にかビシディアンはヴェイガンの
 ステルスフィールド技術やシステムへの
 ハッキング能力を得ていた。彼らの組織が
 20年近く活動しており、そこで蓄積した
 力というところだろうか。

 ビシディアンは初代首領が連邦軍特殊部隊
 の出身だったり、恒常的に軍やヴェイガンを
 相手に戦い続けた結果、その辺の部隊より技術
 や錬度が高い模様。

 ダークハウンドの特殊な兵装からも伺えるが
 ビシディアンは敵の撃墜より捕獲や略奪を目的
 とする事が多い。これは少しでもヴェイガン
 の持つ情報を得て、見失ったEXA-DBの再発見
 に繋げたいという所なのだろう。

 ※外伝では入手経緯が不明だが、10年ほど前に
  ヴェイガンのコードを得て、ラクトの協力
  により解析が成功している。

【2】
 なおアセムフリットに救出の許可を求めたのは
 ビシディアンの実力やバロノークのステルス技術
 を駆使すれば、連邦軍が出動するより被害を最小限に
 抑えられると考えたためだろう。
 この辺はゼハートの指摘したアセムの優しさの現われ
 と思える。これは外伝の六話でも描写されている。
 ※もっとも地球圏がピンチなので出動する余裕は
  無いだろうけど

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