第19話「アセムの旅立ち」 フリット司令はヴェイガンを試したのか?

 フリット司令がビッグリングへ帰るとき、専用
 シャトルに護衛のダーウィン級二隻と妙な感じであった。
 どうみてもダーウィン級の中に居た方が安全では
 ないだろうか。

 ヴェイガンが神出鬼没であり、一発でもシャトル
 被弾すればフリット司令が死ぬような気がする。
 とりあえず前向きに考えてみると、彼は自らを
 囮にしたのではないか?という結論に至った。

 アセム編のスタートと同時にトルディアへの
 襲撃が増えた。理由は判明していないが自宅の
 馬小屋が意図的に襲われた事からどうもガンダム
 を狙ってる感じだ。そこで彼は確証を得るため
 ビッグリング行きの二隻の”船”を用意した。
 積荷はそれぞれヴェイガンにとって魅力的なものだ。

 一つは地球連邦軍司令官、もう一つはガンダムだ。

 一応制宙圏は連邦にある。向こうが繰り出せる戦力は
 それほど多くは無いはずだ。出発は前後しており
 事情を知っていればどちらか一方に食いつく
 と踏み。それで相手の真意を図ろうとした…。
 ※わざわざ式典に参加したのもスパイに
  存在を知らせるため、ウルフ転属もあえて単艦行動を
  取らせるディーヴァの戦力を補うために


 …なんてことはないか。無いよな。

 最後にディーヴァが交戦状態に入ったと報告を受けた
 フリットが(ヴェイガンめ、やはりガンダムが狙いか…)
 とか心の中で静かに呟いてくれたらそうなんだろうけど
 あの後全然出ないし