アルザック・バーミングスって何者なのか

フリット編の悪党】
 ユリンを売り飛ばしたように見える謎の大富豪
 だが、結局大した説明というか視聴者への
 解説が見えなかったのであの人物について
 考えた。

【ヤークドレの協力者?それとも】
 ユリンが連れて行かれる間際、彼の姿が見えたが
 別段元気であった。普通なら口封じで
 殺されてそうだが怯える事も無く
 後ろめたい感じに見えた。

 ここから彼はヤーク・ドレ(ギーラ・ゾイ)の
 協力者とは思うが、なぜあのような最後に
 なったのか。

 アセム編を見てもヴェイガンのトップ(ゼハート)は
 比較的現場へ出る仕事が多い。
 (ヴェイガンのトップは現場主義?)

 ギーラ・ゾイが闇の武器商人ヤーク・ドレとして
 地球圏で活動する際、あのミンスリーを活動拠点の
 一つにしていたのか?とは考えた。

 当時のUEは人口の少ない場所に出没するらしい。
 なので人口が少ないミンスリーも狙われそうな
 ものである。とくに中立地帯を謳っているので
 連邦軍の警備も期待できない。そんな場所で
 独自の私設軍隊も持たずに平和に暮らせたのは
 ヤーク(ギーラ)による安全保障が受けられた
 からか。武器の密売、秘密の会談、地球圏を
 混乱に陥れるための工作には現地協力者が必須。

 そこで彼はミンスリー、その家主のバーミングスを
 引き込んだのだろうか?もちろんヴェイガンの立場は
 秘密で。利益供与かはたまた脅迫…。

 本編の描写は、ヤークに言われた通り孤児を養子
 として引きとり。そのまま訳も分からず引き渡していた
 のだろうか

【小説版では】
 グルーデックの言うスポンサーは恐らく彼と思われる。
 これはヤークが裏で糸を引いており、連邦軍内の
 対UE強硬派を焚きつけるための資金援助の一環。

 ガンダム(正確にはドッズライフルとビームサーベル)が
 開発出来ない限り、いくら軍拡をしてもヴェイガンには
 脅威ではない。これは連邦軍内の指揮系統を乱し、規律を
 揺らし、派閥抗争を煽り、あわよくば内紛状態に持ち込む
 狙いかもしれない。

 中央軍は静観を決め込む中、地方軍が独自行動に出るなど
 コントロール不能になれば鎮圧の必要性が出る。
 実際グルーデックは対UE殲滅のために反乱を起こした。
 そして第八艦隊ストラー・グアバラン中佐の部隊と交戦
 にまで至っている。

 ビッグリングが予算や兵站、補給を集中管理すれば
 地方軍が単独で遠征に出る事は不可能だ。しかし第三者
 協力があれば自由に行動できる。