AGE世界でMS戦が成立するのは何故?

【電波撹乱が無い】
 ガンダムと言えばロボット兵器の存在理由。
 初代ではレーダーを無力化するミノフスキー
 粒子の実用化でMSによる白兵戦が発生した。

 しかしAGEではどうなんだろう?
 劇中どう見てもレーダーは健在で連邦、ヴェイ
 ガン双方が電波妨害を行う描写は皆無。
 しかもミサイルはしっかり追尾誘導までしている。

 ちなみにディーヴァのコンソールパネルには
 ECCMの表示があったので電波妨害装置は
 あるよう模様。

【かつてはあったのかもしれない】
 コロニー国家戦争があった時代、恐らく地球圏の
 科学力が絶頂期の頃。そこにはミノフスキー粒子
 に相当する電波妨害を実行できるガジェットが
 存在した。

 しかし銀の杯条約による軍事技術の封印、そして
 長い平和の時代を過ごしたことで、このガジェット
 の製法が完全に失われてしまったのではないだろ
 うか?一方でMSの製造技術はモビルスタンダード
 (もはや死に設定)に受け継がれ生き残った。

 AG100年代。地球連邦と火星国家ヴェイガン
 による星間戦争が始まった時、軍備はコロニー
 国家戦争時代に倣った物が用意されたが、その中
 で双方が唯一復元、用意できなかったのがソレ
 だった。

 完全なレーダーの無力化が不可能ならコンピュータ
 による射撃管制でMSは的のはずだが、軍用の射撃
 管制装置もスペックダウンが激しく。直進軌道を
 取るミサイル程度なら迎撃が可能だが、縦横無尽に
 宇宙空間を飛び回るMSを完全に捕捉しきるのは
 不可能だった。結果的にMSが戦場を飛びまわれる
 程度の微妙な余地が生まれた。

 もうひとつあるとすれば、ヴェイガン側はステルス
 技術をMSにも利用しており。艦艇が装備するステルス
 フィールド発生装置の簡易版をMSに搭載している。
 機体が見えなくなるほどの効果は無いが、レーダー等
 に対するある程度の欺瞞効果を得ているとかね…。

【関連記事】
 銀の杯条約と兵器復活について
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 20話[赤いモビルスーツ]でちらっと見えたディーヴァ
 の管制システム
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20120302/1330688413

 レーダーに捕捉されるMSが撃墜されない理由を探る
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20121001/1349096170