雑記

適当に

・ダブルバレットの強み?
 本ウェアの特徴は両肩に装備された大型ビームサーベルだが、これが
 意外とXラウンダー殺し(初見殺し)に効果的かもしれない。理由としては
 ビーム刃の展開距離が他の数倍と非常に長く、対峙した相手からすると
 間合いを測りかねるだろう。読みをミスってサーベルの射程内に入って
 しまったり、規格外の大型ビームサーベルに注意が引きつけられ動きが
 鈍るかもしれない。

シャルドール改とアデルの乗り換え問題
 シャルドール改はバルカン砲があるもののアデルには無い。乗り換えた
 場合、武装が一つ減ってしまうわけだ。これが吉と出るか凶と出るか。

・アデル(ガンダム)系列はなぜバルカン砲を積まないのか
 原型機は頭部にAGEシステム関連の装置を積んでいたためか、バルカン砲を
 搭載するスペースが無かった模様。その場合、量産機でこの問題は発生
 しないと思われるが装備しなかった理由はよくわからない。単純に
 コスト的な問題か。

・マジシャンズ8を誘ったデシルの意図
 ソロンシティを出向したディーヴァに攻撃を仕掛けたデシルだが、ここで
 マジシャンズ8の数名を誘っていた。前回の戦いでフリットのチームワーク
 に押された事から、一人でウルフ隊を突破してガンダムまで倒すのは不可能
 と悟ったのだろうか?その結果が戦艦の対空砲火に追い返されるわけだから
 非常に落ち目である。

・金銭感覚
 イワークさんは苦労してデスペラード(モビルスタンダード)を手に入れたよう
 だが、約半世紀後の地球では子供がオープンカーを買ってもらっていた。
  ※イワーク家には上水道が無く、娘のリリアは屑鉄拾いで飯代を
   稼いでいたが…。

・AGE3開発に絡む疑惑
 このガンダムフリットが秘密裏に開発したようだが、法令関連はパスしたのだろ
 うか?総司令のアルグレアスやアクト3のドレイムス司令など軍側は誰一人として
 その存在を把握していなかったようだ。MS鍛冶屋としての肩書きは持っている
 と思われるが、退役将校とはいえ民間人という身分で大量破壊兵器と言って差し
 支えの無いシグマシスライフルまでこっそり作っているのは何かとまずそうな
 気もするが…。

 他にもヴェイガン系スラスターを転用した痕跡が見受けられるが、ディーヴァなどの
 飛行方法を見る限り連邦軍ですら使用していない様子だ。モニターグラフィックも
 民生のイエローではなく連邦軍系のブルー基調であり。フリットは軍で知り得た知識
 や技術などを私的に流用しているようにも伺える。救世主を作るためなら手段は
 選ばないという意思の表れだろうか。

・キオがプラズマ粒子爆弾を見つけれた理由?
 後から判った事だがイゼルカントはこの戦争で色々と小細工をしていた。爆弾にも
 ビット技術を応用した仕掛けが施してあり、Xラウンダーと感応する仕組みだった
 のかもしれない。

・ファントム3に撃沈された戦艦
 地上を航行できる戦艦は確認出来ただけで今のところディーヴァのみだ。この
 戦艦には強襲揚陸モードでの着陸に対応して、カタパルトの先端底部より着陸
 脚を展開できる。三世代編に登場した名称不明の新型艦も底部が同様の外観で
 あるように見える事から、ディーヴァと同じく着陸脚を装備している可能性が
 高い。またこの艦は160年代の主力艦でもあるようだし、地球上で使用された
 戦艦はこれかもしれない。

  ※着陸脚については第31話冒頭、岩場に不時着しているシーンで
   僅かに確認できる。
  ※ディーヴァの底部は第13話強襲形態への変形シーン及び、第30話中盤
   アクト3から出航するシーン、第32話などで確認できる。
  ※新型艦の底部は46話中盤で確認。
  ※ファントム3による被害は戦艦2隻、MS10機とのことで。一隻辺り5機が
   搭載されていたようだ。

レウナから見る旧時代の科学力や世界観など

追憶のシドに登場する旧時代の科学者にしてEXA-DBの管理人レウナ・イナーシュ。
AGE作品では唯一失われた時代を知る人物だ。そこで漫画内での行動や発言から
旧時代がどんな世界だったかを考えてみる。

コミックスの設定資料によれば彼女の父親エドルも科学者であり、当時の連邦軍
に所属していたようだ。地球最高の頭脳と呼ばれるほどの存在だったらしいが、
火星移住計画「マーズバースデイ」への関与は不明。コピー人格やレウナの言動
等を見る限りは、二人がいた時代より後に火星移住があったと推測できる。
エドルは銀の杯条約によって、科学の結晶であるEXA-DBを棄てなければならない
事を拒み、隠匿する決断をした。彼の言動から銀の杯条約が施行された当時、まだ
地球圏はいざこざが残っていた様子。長い歳月を掛けて軍縮を進め、軍備の完全
撤廃に漕ぎ着けたようだ。

なおレウナはAGE2を目撃してもマッドーナのような反応を示さず、ウィービックに
これが"ガンダム"であると説明を受けても「かっこいい」程度の感想しか見せな
かった。そのため彼女が生まれた本来の時代は旧国家戦争時代より後であり、ある
程度の歳月が過ぎている模様。その上で戦争を終結に導いたという救世主ガンダム
という話の認知度はこの当時低かったようだ。この辺りは歳月の積み重ねと共に
話が膨張されたり、伝聞である程度変異したのかもしれない。

科学者であるレウナ自身もその能力は相当なものであり。バロノークの五重のパス
ワードで守られた電子錠をあっさり解除したり、過去にはEXA-DB守護を目的とした
無人MSシドの開発にも携わっていたという。彼女とEXA-DBがいた小惑星A310の設備
は連邦の衛星をハッキングできる能力を持っている一方、防衛面はシドを配置する
以外はたいしたセキュリティがなかったようで、何者かにハッキングされてデータ
の一部が盗まれたという話がある。これがイゼルカントなのかは不明で、アニメ
本編ではEXA-DBサブユニットなる名称だったので第三者の可能性も無くはない。

レウナがGサイフォスの操縦に取り組むシーンから見ると、旧時代と現代のMS操縦
システムは違う方式らしく、やや混乱していた。旧国家戦争時代に数百の無人機を
操ったという話や、シドが思考でコントロールできる事から。旧時代の操縦方法は
操縦桿やボタンなどの原始的な方法ではなく。ビットやCファンネルのように操縦者
の意思を読み取らせ、ダイレクトに操作する方式だったのかもしれない。

彼女が開発に携わったシドに関しては、漫画内で明らかになった能力だけでも当時
の科学力が現代を遥かに上回る事を証明している。一世紀単位での自立稼働、自己
修復、自己改造、子機の量産能力、物体の分解・再構築能力(?)、防御層(バリア)
の展開能力。「見えざる傘」とMS本体に付加されたレーダー無効化能力。人間の人格
をコピーし、コンピュータ上で再現する技術など様々なものがあった。ただしアニメ
で登場したシドはモノアイやビームの色などが違うため能力には差異があるようだ。
小説版は漫画版に準拠した方で、より連邦・ヴェイガン、人類共通の脅威としてその
性能は引き上げられている。
(ワームホールを利用したワープ航法を行っている描写あり)

恐らく過去の時代はこんな流れだったのだろう。

出来事
??? 旧国家戦争終結
??? 銀の杯条約締結により、軍備の完全撤廃を目指し軍縮が始まる。
これに関連して科学技術の結晶であるEXA-DBの破棄も決まる。
連邦軍科学者エドル・イナーシュはEXA-DBの秘匿を決意。娘と共に保管作業を始める。
??? 小惑星A310にEXA-DBを移設、平行してバックアップであるサブユニットを複数地域に隠す。
さらに護衛として無人MSシドを開発、配備する。
管理者としてレウナがコールドスリープ装置に入る。
??? 銀の杯条約により軍縮が進む一方、EXA-DBを破棄するなど事実上の焚書行為により
科学技術の衰退が始まる
??? 地球圏の人口増加、資源枯渇問題が深刻化。
解決策として火星移住計画マーズバースディが立案、実行される。
16基のコロニーを建造、先行移住を開始。しかし未知の死病マーズレイによって火星移住失敗、
連邦は火星圏より撤退する。(AG115年より150年前)
A.G.0年 何らかの理由により改暦。(旧国家戦争で荒廃した地球環境の復興に目処がついたため?)
A.G.84年 イゼルカント、地球圏の調査でEXA-DBサブユニットを入手する。
A.G.101年 UE(ヴェイガン)による天使の落日発生。連邦は再軍備を始める。
A.G.151年 コールドスリープからレウナが目覚める
A.G.167年 キオ、FXの試験飛行中に第二のシドと遭遇。これを撃破する

 ※マーズバースディに用いられた連邦政府の艦船は、ダーウィン級を
  非武装化し、MS格納庫を排除した上で双胴艦から単胴艦に再設計した
  形状と言える。逆に再建された連邦軍はこの艦艇に武装を施し、MS運用
  能力を付加したとも言える。この名称不明艦はダーウィン級が装備する
  ミサイル発射管と同様のものが見えるため、MS戦力こそ持たないものの。
  航路警備やデブリ破壊などを想定し、必要最低限の武装は有していたの
  かもしれない。
 ※イゼルカントがどのような手段でEXA-DBサブユニットを入手したのかは
  不明だが、護衛のシドに関する情報は非常に不鮮明であり。レイルが
  説明する限りは噂レベルに留まっていた。そして当時のヴェイガンが
  たいした軍備を持たない事から、真正面からシドを打ち破った上でサブ
  ユニットを入手したわけではないだろう。恐らくここのシドは何らかの
  トラブルによって機能を停止していたため、妨害を受けなかっただけと
  推測される。発見の経緯にしても、地球圏調査のため隠れ家を探してい
  る際に偶然見つけただけかもしれない。
 ※宇宙要塞アンバットのドックは非常に狭く。現連邦軍の主力艦であった
  ダーウィン級宇宙戦艦が利用できない形状になっている。ただし火星圏に
  派遣された旧時代の艦船は、その形状から問題なく利用できると思われる。
  これらからこの要塞が建設された時代は相当昔であると伺える。
 ※漫画版のシドはいつの間にかモノアイが赤から緑に変更されている。
  これが設定変更なのか、状況の推移によるものかは不明。
 ※銀の杯条約による軍縮に絡み科学技術の衰退が発生し、これによって
  旧国家戦争からの復興で発生した人口増加問題への対応能力を失い。
  火星移住計画では死病対策に失敗して火星から撤退する遠因になった
  ようにも見える。
 ※A310とアニメに登場した小惑星は規模や内部構造から別物と判断できる。
 ※EXA-DBをハッキングした者は不明となっているが、イゼルカントが
  サブユニットを入手した事実があるので、それを経由してアクセスした
  可能性がある。ただしサブユニットは偶然拾ったに過ぎず、正規のライ
  センスを持たない以上、どこかの段階で不正アクセスと判断されて回線を
  遮断されたというオチなのかもしれない。そのためデータの一部が流出し、
  イゼルカントは全データを手中に収めるべく、残されたコードを元に
  捜索隊を派遣していたのかもしれない。
 ※アニメ(+MSV)と外伝漫画で登場したシドは二機〜三機となる。

【関連記事】
 ヴェイガンのコードとEXA-DBサブユニットに関連はあるのか
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20130224/1361718367

コロニー「ノートラム」の本来の役割について考える

このコロニーは連邦軍兵站を担う重要な拠点であった。フリット
説明やコロニーの規模から、非常に大規模な生産設備を有しているよう
だ。それだけにヴェイガンも占拠しようと目論むなど非常に利用価値
が高い模様。そこで気になるのは戦争が始まる前は一体何をしていた
のか。何のために他では見受けられない大型コロニーを建造したのか
だろうか?

劇中説明は無いものの、その位置や機能、過去の地球が荒廃していた
という描写から、ノートラムは地球復興を目的とした重工業用コロニー
だったのではないだろうか。

過去の旧国家戦争時代、戦いの果てに地球が荒廃した様子が僅かに描写
されていたが、アニメ本編では復興に漕ぎ着けていたようだ。しかし
荒廃からの復興となると大変な労力を費やしただろう。フリット編OPの
アバンを見る限り、地上はかなりの地域が破壊されたように伺える。
そのような規模の戦争ともなれば主要な都市やプラント群などは軒並み
失われただろう。

荒廃した地球の復興は急務であるだろうけど、それを実行するための
資材や道具、作業機械など、とにかく色々な物が足りない。そしてこれを
用意するための工業力・生産能力も戦火で失われてしまった。そこで
連邦は地球上から失われた生産設備を補い、地上復興の拠点とするべく
大型コロニー「ノートラム」を建設した。ヴェイガンとの戦争が本格化
した後はその大規模な工業力を活かし、連邦軍を支える最重要拠点へと
生まれ変わった。あのコロニーにはそういう経緯があるかもしれない。

歴史の表舞台から去ったエウバのラクト。彼の願った未来とは

フリット編に登場した旧国家派閥エウバの若きリーダー、ラクト・エルファメル
は長らくザラムとの小競り合いを繰り広げ、ファーデーン市民に大いに迷惑を掛け
ていた。しかしUE襲来を機に抗争を止め、人々を守るためにザラムと同盟を結ぶ。

この時初めて敵対派閥のドン・ボヤージと和解に向けて会話を交わす。ラクトは
握手をしようと手を差し出したものの、まだ戦いは始まったばかりと思ったのか
躊躇して止めてしまう。そして次の戦闘でボヤージは戦死してしまったため、
二度と握手をする機会が訪れる事はなかった。

そんなラクトは決闘を申し込むとか言いながら他人の家の敷地へ爆弾を投げ込む
非常識さがあったものの。一方では旧国家派閥を率いるリーダーという立場から
根は真面目らしく。コロニー防衛後は戦死者の弔いを所属で区別することなく
行っていた。長年の宿敵であり、エウバ・ザラム連合の窮地を救ったボヤージの
行動は彼に大きな影響を与える事になる。

AG.115年、後に蝙蝠退治戦役と呼ばれる戦いの中で彼は人々を守るために立ち
上がった訳だが、そのきっかけとなったのはフリットの行動だった。イワーク
・ブライアンが語る旧国家派閥同士の無益な抗争、しわ寄せを強いられる市民。
平和なノーラ(もう無いけど)からでは想像のつかない非常識な世界にガンダム
使って介入した事が全ての始まりであった。

そんな事もあり、フリットもまた彼の人生に大きな影響を与えたわけだが。同志
とまで呼んだフリットは豹変しつつあった。命の大切さを説いた彼は連邦軍
入隊。25年後には大部隊を指揮する立場になる。かつてはコロニー内部での戦闘
で周囲への被害を懸念していたが、この頃になるとヴェイガンを倒すためなら
市民への被害も止む無しという考えに変化していた。その後彼はクーデターを
実行し、ヴェイガン殲滅のために世界中を巻き込む暴挙に出る。より戦争は激化
し、10年後にはコロニーへの被害も予測されるような軍事作戦も実行するよう
になっていた。

長い歳月の果てにかつて同志と呼んだ少年の面影は消え失せていた。ボヤージが
そうであったように人々を守る。そのために彼はかつて共に戦った仲間と決別
する道を選んだようだ。ボヤージが死に際に語った「派閥争いの無い平和な時代
などありえると思うか」この問いに対する答えはその後の彼の行動を決定付けた。

クーデターによって連邦軍を手中に収めたフリットはヴェイガン殲滅のために
終わりなき戦争を突き進んでいた。まるで過去にエウバとザラムが際限なく争って
いたように。ヴェイガン殲滅ではなく、戦争を終らせる。そしてボヤージが夢見た
であろう平和な時代を到来させる。そのためにラクトは考えの近いビシディアン
への支援を行ったのだろう。

【関連記事】
 ビシディアンで戦った無名の戦士達とアセムの決断
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20130308/1362758581

 ビシディアン側の動向を時系列順に見る
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20130212/1360687171

 フリットに人生を狂わされた人々。ジラード・スプリガン
 はそれを象徴する一人だったのか
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20130210/1360512322

 アセム編とキオ編の間で起きていた連邦の疲弊と国民の飢餓
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20130204/1359985631

 マッドーナ工房がビシディアンに協力した理由?
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20121121/1353497205

 フリットの最後の行動について
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20121118/1353245994

 三世代編におけるそれぞれの立ち位置
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20120722/1342941999

 追憶のシド(四話まで)を振り返る
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20120428/1335630210

 第10話 激戦の日にラーガンは何をしていたのか?
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20111213/1323786920

ビシディアン側の動向を時系列順に見る

追憶のシドやアニメなどから読み取れる設定等を時系列順に
ざっと書き出すとこのような形になる。アニメの
裏側ではこんなことになっていたようだ。

A.G. 出来事
101年 天使の落日
115年 蝙蝠退治戦役。ラーガン、ガンダムパイロットをクビになる
120年代 第七艦隊司令殺害事件、宇宙海賊ビシディアン発足。
ビシディアンによる新型戦艦バロノーク強奪事件。
マッドーナ工房がビシディアンに援助を申し出る。
134年 ウィービックの住むコロニーがヴェイガンに襲撃され崩壊に追い込まれる。
ビシディアンが救助に向かいアングラッゾがウィービックを救助。ウィービックは
そのまま組織へ参加する。
140年代 ビックリング及びノートラムがヴェイガン艦隊に襲撃されるも撃退に成功。
首相暗殺未遂、フリット司令によるクーデターが発生。内通者摘発を目的とした
粛清委員会を設置。
???年 ビシディアン、EXA-DBの所在を記したコードを入手する。内容は断片であったため
正確な所在を掴むまでには至らなかった。(時期不明)
1??年 ビシディアン、ヴェイガン側が保有するEXA-DBの所在を記したコードを入手する。
暗号解読のため旧国家派閥エウバのラクト・エルファメルに協力を要請。
151年 エウバ、ビシディアンから依頼されていたヴェイガンのコードを解析する事に成功。
ビシディアンはEXA-DB確保のためにウィービック隊を派遣するも、目標宙域にて
所属不明の大型MSと交戦し一時撤退する。この際にウィービックはコールドスリープ
装置で冬眠していた旧時代の科学者レウナ・イナーシュと遭遇し保護する。

ラーガン・ドレイス少佐率いる小隊が小惑星A310にて所属不明の大型MSと遭遇、
部隊に甚大な被害が出る。

連邦軍艦艇消失事件発生、特務隊による調査を開始するも同隊も行方不明に。
総司令部は宇宙海賊ビシディアンによる犯行と判断、バロノーク拿捕のために
第七艦隊が出動する。
1??年 ビシディアン、ヴェイガン艦の残骸よりステルス装置「見えざる傘」の回収に成功。(時期不明)
164年 ヴェイガン軍の大規模攻勢によりビッグリング崩壊。電撃戦により地上の四割が占領される。
連邦軍は宇宙軍を動員して反抗作戦を開始。ビシディアンは特別警戒宙域サルガッソーにて
ディーヴァと交戦。さらに連邦軍のルナベース奪還作戦に介入、これ以降連邦軍を支援する。

 ※参考資料:HG「Gエグゼスジャックエッジ」、アニメ版AGE、追憶のシド
  単行本1〜3巻より
 ※134年の段階でビシディアンにはGエグゼス・ジャックエッジ
  が配備済み。状況から考えると既にシャルドール・ローグも
  いると推測される。
 ※ビシディアン(アングラッゾ)がEXA-DBの存在を知ったのはかなり後のようだが、
  いつどこでどのようにして知ったかは不明。劇中では所在を記したコードが二つ
  登場するが理由は明言されていない。コードは断片的なものらしく、一つでは
  正確な位置を知る事は出来なかった模様。そのためなのか後にヴェイガン側の
  コードを手に入れ、これと合わせることで始めて正確な座標を掴む事に成功
  している。
 ※敵性技術である「見えざる傘」をそのまま利用できるとは考えにくい。
  またビシディアンには科学者やMS鍛冶屋など、技術面でこれを扱える人材が
  いない。そのためこの装置の利用に関してはマッドーナ工房が協力している
  と推測される。

【関連記事】
 アセム編とキオ編の間で起きていた連邦の疲弊と国民の飢餓
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20130204/1359985631

 宇宙海賊ビシディアンのMSがマッドーナ系で統一される理由
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20121201/1354364080

 マッドーナ工房がビシディアンに協力した理由?
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20121121/1353497205

 追憶のシド(四話まで)を振り返る
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20120428/1335630210

 宇宙海賊ビシディアンと連邦艦隊の戦力推測(AG.151)
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20120506/1336278299

劇中描写から見るヴェイガン軍の問題点

ヴェイガン軍といえば旧世紀のテクノロジーが詰まった知恵の実とも
言うべきEXA-DBの断片を手に入れた事で、連邦を寄せ付けない圧倒的な
科学力を得る事に成功した。しかしこれは直接戦争の勝敗にまで結びつく
事は無かった。(イゼルカントの思惑もあるが)過酷な火星圏を根拠地
とするヴェイガンの国力は連邦に劣り、地球圏を押さえ込めるほどの
十分な戦力が用意できなかった。そのような方向では予想できる。

それ以外にもヴェイガン軍は連邦軍に比べると不利な面が多々ある。これら
の問題の根っこは全て科学力の優劣に起因している事が多い。一つは機密
保持用の自爆システムだ。不測の事態で連邦にMSが渡らないよう一般兵向けの
機体には自爆装置が積まれているが、この装置の恐ろしいところは起爆の決定
権(優先権?)がパイロットに無いところだ。装甲が損壊すれば有無を言わさず
連鎖的に全身の爆薬に点火するようで、機体やパイロットの回収・帰還
を非常に軽視している。
(第一話のガフラン、第八話のバクト、第十七話のドラドなど)

彼らのMSは非常に堅牢な装甲を誇るものの、一箇所でも傷を付けることが
出来たならたちまち砕ける脆さを持ち合わせる事になった。機密保持に過敏
に対応した結果、連邦軍に比べると被弾時(有効弾)の生残性では非常に
劣っている事になる。特にフリット編以降に登場したドッズガンはヴェイガン
製装甲を撃ち破れる貫通力を有しており。一発でも被弾すればそれは致命傷
になる。被弾という事実は当たり所に関わらず、自爆装置が作動する事を
意味した。

この問題はMS戦力の損耗率を上昇させ、国力の劣るヴェイガンが連邦に対して
戦力の増強でより一層後れを取る事になった。さらに未帰還機が多いという
事はパイロットの育成が進まないという事も意味する。自爆装置の存在は
実戦経験を積む機会を奪う。そのためヴェイガンでは軍組織の性質上、ベテ
ランパイロット、エースパイロットは生まれにくかった可能性が高いし、そん
な熟練兵達が長生きしにくい環境でもあっただろう。そのためキオ編に入る
までは慢性的にMSパイロットの練度不足で悩んでいたかもしれない。
(首領からすれば優秀すぎる軍隊は戦争の早期終結に繋がるので困る。
 だから人材が育たないよう自爆装置を推し進めたのだろう)

他に大きな問題として挙げられるのはステルス装置「見えざる傘」だろう。
この隠蔽装置は非常に優秀で連邦軍はずっと手を焼いていたし、余りの
優秀さから持ち主のヴェイガンですらこれがビシディアンに使用された時
は見破れずにいた。この見えざる傘を多用する事によってヴェイガン艦隊
は潜水艦のごとく宇宙の中に溶け込んで潜伏する事が可能となった。しかし
これには重大な弊害があった。それは連携である。

不可知領域に潜航している間はまず敵に見つからない、一方でそれは外との
断絶を意味する。姿を隠すにはうってつけだが、情報のやり取りをするのには
不向きだ。このためヴェイガン軍は複数部隊、多数の艦隊が連携した大規模
作戦は実行しにくい問題がある。地球圏に派遣された艦隊は全てが姿を
消しているため、事前に取り決めた定時連絡以外では連絡が取りにくい。

この連絡問題は難しいところで、不可知領域から通信用アンテナを出して
やり取りするならこれを連邦軍に傍受される恐れがある。複数艦隊を動員
した大規模攻撃を計画したとしても、何らかの理由で作戦の変更を迫られた
際、すぐに参加艦隊へ連絡が届かない。連邦軍に比べると司令部と現場部隊
の通信タイムラグはかなり大きいだろう。なので密接に連携した大規模作戦
は実行しにくい環境と推測される。
(アセム編で通信傍受に関する言及があり)

過去の戦争での情報伝達といえば音や光、伝令、手旗信号、伝書鳩などが
司令部(指揮官)と現場を繋いでいた。当然これは現代に比べると非常に
遅いわけで、短時間で把握できる範囲や交わせる情報は非常に限られた。
二十世紀に近づくと無線電信の発明により、この時間の壁は一挙に縮まる。
リアルタイムに今起きたことを報告し指揮官は即座に対処を下す。産業革命
と共に発達した鉄道網による大量輸送の実現、機械化部隊の投入と共に戦い
はスピード感を増す一方であった。現代ともなれば航空機による迅速な展開、
衛星からの情報を利用し、広大な戦場に展開した多数の部隊を一体運用する
時代に入っている。連邦軍も現代の軍隊のように通信網が完備され、艦隊や
部隊の連携が密接に行えるようになっている。しかしヴェイガンは少数戦力、
基本戦術が奇襲戦法という理由から「見えざる傘」を多用する状態になって
おり。この状態が通信の制限を生み、艦隊の連携や柔軟な運用を阻んでいた
ように見える。そのため戦場の把握や部隊の一体運用では非常に不利だった
だろう。

 ※自爆装置については動作不良がまれに起きている。第一話のガフラン、
  第十七話のドラドの右腕などが自爆せずに残っている。この時に残され
  た右腕がうまく連邦軍に回収されていれば、電磁シールドやビーム砲の
  技術を解析する機会が得られる。しかしその辺がどうなったのかは不明。
 ※電磁シールドがあるものの、これが守れる箇所はせいぜい上半身が良い所
  であり、ジェノアスのシールド同様、下半身(下方)を狙われると防ぎよう
  が無い。さらに防御システムが腕部と一体化されているため攻撃と防御
  が同時に行えない、またはやりにくい欠点がある。この点では連邦製に
  劣る。
 ※地球圏に派遣された艦隊は事前に渡された作戦指示書に従って行動していた
  と推測される。基本的には不可知領域に潜伏し、定時連絡で司令部と情報を
  やり取りし、必要があれば新たな任務に赴いただろう。
 ※通信環境は例えるなら連邦は携帯が使えるけど、ヴェイガンは主に
  公衆電話しか使えない。そんな感じの状態。
 ※劇中描写を見ると「見えざる傘」には2パターンあるように伺える。
  一つは装置を中心に最大数km程度(推定直径4km前後?)の不可知領域を
  展開する機能。二つ目は装置を搭載した艦艇、機体などの表面に不可
  知領域を纏わせ、ピンポイントに姿を消す機能。
 ※連邦は海上を航行する戦艦、ヴェイガンは潜水艦のようにも見れる。
 ※自爆装置の有無が決定的な差になったケースはあまり見ないが、AGE2が
  大破しても機体の回収に成功したり、パイロットが生還できた一例がある。
  もしフリットが機密保持を優先して自爆装置を積んでいれば、アセム
  生存は不可能だっただろう。
 ※ヴェイガン艦隊が複数方向から攻め込まず、一箇所から固まって攻め
  込んでいたのは艦隊連携に問題があったとも判断できる。
 ※自爆装置の問題は戦訓を得にくい結果も招く。そのためヴェイガンは
  半世紀を経過してもMS戦で目立った変化を見せなかったのかもしれない。
  それに比べるとビシディアンのMS隊は単体でもクランシェを押さえ込む
  実力を持ち、複数機による編隊攻撃を行えるなど練度の高さを見せ付け
  ている。
 ※フリット編のヴェイガンは14年ほど全戦全勝だったためなのか、パイロット
  の技量が高いようだ。これ以降に比べるとMSの動きは格段に良く、武装
  多彩に使いこなしている。

【関連記事】
 欠陥兵器だったディグマゼノン砲とキオ編の戦局について
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20130208/1360337255

 ヴェイガンの運用する戦艦について
 http://d.hatena.ne.jp/UN64_RGB/20120929/1348873141

フリットに人生を狂わされた人々。ジラード・スプリガンはそれを象徴する一人だったのか

半世紀以上にも及ぶ戦乱は世界に不幸をもたらし続けた。ルナベース陥落
に合わせて発覚したジラード・スプリガンの裏切り。彼女は過去の事件から
連邦への復讐を望み、ヴェイガンへ寝返った。それと合わせキオ編の連邦軍
将兵から見るお話。

キオ編に登場する連邦側の人物と言えばアルグレアス総司令、アクト3の
ドレイムス司令やアビス隊、ディーヴァ組のナトーラ艦長達だろう。登場
人物達の年齢(余り公表されていないので外観から判断するしかない)に
注目してもらうと分かる事だが、一つ大きな壁が生まれている。それは
生まれた時代だ。

厳密に言えばフリットのクーデター以前を知る者と知らない者である。
である。ドレイムス司令やロディなど極一部を除けば、彼らはクーデター
当時に子供であったか、もしくはまだ生まれていないだろう。
AG142年に起きた出来事は一つの境目として、地球連邦という巨大な国家を
変化させるきっかけになった。これ以降の政府はフリットを筆頭とする
軍部の強い影響力下に置かれる事になる。そこで起きた事は内通者、売国奴
狩りであり、銃によって国家を支配した今となっては政府(軍部)への公然たる
批判は不可能な状態に陥っていた。

世間を見張る秘密警察とも言える粛清委員会の誕生は、国民世論の弾圧という
形に繋がる。例え実行者達が国民に審判を問うと言っても一度は銃を向けた。
暴力を振るい、法秩序を踏み倒した事実は揺るぎようのない事だ。そのような
者達に対して非力な一般市民がどう対応できるのだろうか。彼らの意にそぐ
わない結果を出せばこれも武力でひっくり返すのではないか?そういう不信感、
危険性がある。国家の安全保障上、内通者の摘発は重大な問題だが、そのため
文民統制の破壊が肯定されるかどうかはまた別の問題である。

独裁者が支配する国で、国民を弾圧する政府に軍部が反旗を翻すという行為は
民衆からの期待、待ち望んだ圧制からの解放を期待するものなのでこれは支持
を得やすい。しかし内通者の一斉摘発のために正当な手順を踏んで告発するの
ではなく。ある日、突然軍を動員して国家転覆を図るというのは支持されるだ
ろうか?この時点で国民が望んだ事と言えば戦争の早期終結だ。しかしクーデ
ターの首謀者は戦争の継続を公言し、どちらかが滅びるまで続くとまで断言
している。会場でのオルフェノア首相とのやり取りを見れば、反乱軍が決して
民衆の味方ではない事が明確に分る。首謀者が政敵を排除するために相手の
不正行為を利用して正義を騙り、政府を乗っ取ったに過ぎない。

この日を境に、連邦は同じ国名を有しながら別の存在へと変わった。国軍の
反乱と軍政の始まり、粛清委員会設立に始まる売国奴狩り。明確に和平の道を
閉ざし、軍拡路線へと舵を切った。そんな時代を過ごした者達は世界をどの
ように見ていただろうか。クーデター以前を旧連邦とするなら、AG142年以降
は新連邦と言える。旧連邦時代を知る人々、新連邦時代しか知らない人々。
その差は大きい。

それだけにキオ編に登場する登場する人物達はフリットへの対応に苦慮した
だろう。彼の行動を見れば権力闘争で表舞台から排除されたわけではない。
過去にクーデターを主導した人物であり、そのような者にうかつに異を唱える
事はヴェイガンへの利敵行為と見なされかねない。だから彼らは真正面から
対立せず、出来る限り波風が立たないよう軍規やルールなどを盾に抵抗して
いたのだろう。
(それだけに彼が溺愛する孫のキオに喧嘩を売ったウットビットは危ない)

ジラード(レイナ)はその容姿から新連邦時代を生きた世代だろう。戦争
が激化する中、徴兵か志願だったのかは不明だが彼女も軍に入隊していた。
そんな彼女は普通の、平穏な生活に憧れている事を示唆していたが、実験
の失敗によって適わない夢となった。さらに彼女へ追い討ちを掛けるように
実験事故の隠蔽が行われた。その時に国民の意思を無視して終わりの見え
ない戦争を続ける地球連邦や、保身に走る連中の存在に怒りを覚え。
彼女は復讐心を抱いたのだろう。

その正当性は別として、実現に程遠いヴェイガン殲滅を掲げるよりかは、
和平に向けて真摯に取り組んでいれば戦争が早く終わったのではないか?
そうであったなら彼女の婚約者は軍の実験事故で死なずに済んだのでは
ないか。ジラードにとってもはや連邦は人々の人生を歪め、狂わす存在
に見えたのだろう。そして彼女と婚約者は狂わされた。

復讐を望んだ彼女はアローン・シモンズの誘いに乗り、決して報われる事
の無い連邦との敵対へと突き進んだのだろう。復讐の対象は実験部隊で
事実隠蔽を図った軍人であるが、そのような軍人達を野放しにした軍組織
そのものも憎悪していたのかもしれない。そして自分達を戦争に放り込んだ
連邦政府。今の新連邦を形作った原点はフリットだ。そして彼が心血を
注いでいたのはガンダムである。他の物に比べるとこのMSは特別な存在
であり、彼女の復讐としては十分破壊対象になっただろう。

フリットによって敷かれた戦争というレールに乗せられ、希望無き戦乱に
巻き込まれた末に大切な者を失ったジラード・スプリガンフリット
作り上げた連邦との敵対を選んだ彼女の最後は、Xラウンダー能力の暴走で
自制を失い、ろくに身動きが取れないところをフリットのグランサに
撃たれるという最後であった。果たして彼女の人生とは一体なんだった
のだろうか。それを知る手がかりは少ない。

フリットの敷いた戦争というレールだが、元はイゼルカントの作った
 ものであり。厳密にはよりそれを確固たる存在に強化したというべきか。
※ジラードにしてみればフリットは連邦の綱紀粛正を謳い、戦争継続を
 推し進めたが途中で仕事を放り出しどこかへ消えた無責任な人物に
 しか見えないだろう。彼の残した組織や支持者によって戦争は果てし
 なく続き、改革も動きが鈍ったのか腐敗体質はより一層悪化している。
 そのような状況も絡んでガンダムタイプを執拗に狙ったと考えられる。
※便宜上、クーデター以前を旧連邦、それ以降を新連邦と記述しているが、
 アニメ内でこの行為がどう定義されているかは不明。一応、新生地球
 連邦政府という名称はあるが
※クーデターは政府への反乱行為である。ゆえに現政府を断罪してその
 正当性は否定し、逆にクーデター側の正当性を訴えるのが普通である。
 それだけに軍政は旧政府の否定、自身の正当性を固定化しようとする。
 旧政府関係者の追放もあるし、軍政が不当であると裁判に訴えられない
 よう、その可能性は潰しに動くだろう。
 (通信の制限・検閲、軍政の合法化を明文化した法の制定など) 
※どこの国でもだが、ある歴史上の事象は人々の考え方や生活などに
 大きな影響を与える。日本であれば第二次世界大戦が一つの転換期で
 あり、戦前と戦後。戦争に参加した人と戦争を過去の歴史でしか知らない
 人々には明確な違いがある。とある国であれば独裁政権時代を過ごし、
 抑圧された社会に閉じ込められた人々と、民主化し安定した後の世界
 しか知らない人々も違いは生まれるだろう。外国への渡航が活発化する
 前と後。インターネットの普及前後。このような観点からクーデター
 を見ることもできる。

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