第31話「戦慄 砂漠の亡霊」回の作戦について

ロストロウランへ向けて航行していたディーヴァは、砂漠に潜む無人機に
攻撃され不時着。アビス隊は対抗策を用意して無人機狩りを始めた。
今回はこれについて。

アビス隊はまずクランシェを飛ばし、潜伏中の無人機を誘き出す行動に出た。
敵は行動圏内に入る目標を順次攻撃するはずなのでこの習性を利用する。先の
襲撃から考えると敵は最も近い目標を攻撃し、他の無人機も呼び寄せるだろう。
そうなれば砲撃地点を逆探知して敵の所在を掴む事が出来る。あとは誰かがそこ
へビームを叩き込めば良い訳だ。スピードのある前衛が囮で敵の所在を掴み、
後衛がその情報を元に砲撃を加えるそういうことらしい。

ところでこの作戦についてキオは何も知らなかったようだ。フリットだけは把握
していたので、大人達だけで話を進めていた模様。

※本来はフォートレス完成後に攻める予定だった模様。しかし敵の行動が
 早く、やむなく戦闘状態に突入したようだ。
※あまり関係のない事だが、個人的にこの回は非常に出来が良い。未知の敵に
 痛手を被る→解析・対抗策の検討→反撃へ転じる。敵の存在が明らかになれば
 クランシェを飛ばして警戒するなど。情報密度、話のテンポや流れ、整合性等
 の統合的完成度は非常に高いと思える。個人的には一番かもしれない。