第34話 におけるビシディアンについて
【組織変容がある】
外伝漫画「追憶のシド」はキオ編から見て
過去の出来事であり、この頃の組織メンバー
はアニメ本編には登場してないように見える。
初期のクルー達は一体どこへ消えたのだろうか？
今回は３４話と主に外伝五話で気になったこと
のメモ。
※この先は漫画側の内容も含みます。
【行動目的が変わっている】
今回ビシディアン関連で説明が入ったところは
ちょうど漫画の五話とリンクするように仕組まれている
っぽい。
漫画では第七艦隊司令アダムスが「MSを襲い、そのMSを奪う」
とビシディアンの悪行を語っていたが、アニメではフリット
が「連邦の艦艇」と言っており、ビシディアンの攻撃対象が
微妙に変わっている。
この記事を書いてる段階では明かされていない空白の期間中
に何かがあって攻撃目標が変更されたのかもしれない。
初代首領アングラッゾが率いたビシディアンは、民間船舶
から物資の略奪や不当に通行料と称して金品を巻き上げる
腐敗した連邦軍部隊へ攻撃するか、ヴェイガンに襲われた
コロニーへ救援に向かうなど義賊としての性質が強かった。
※連邦軍は事実を公表していないため、世間では物資を
略奪する悪名高い海賊として認知されている。
どうも広範囲で現場が虚偽の報告を行っていたり、
上層部が失態を隠蔽しているようで、ビッグリングの
総司令フリットも知らない模様。
第七艦隊がヴェイガンに奇襲を受けた際、ビシディアン
は連邦軍を積極的に援護して窮地を救っており、この行動に
アダムスは彼らが本当に悪なのか疑問を抱いている。
【打倒連邦体制はどうなった？】
初代首領は「腐った連邦を叩き潰す」と国家転覆を目標に
独自に軍備を整え、計画を練り、戦略上重要な役割を果たす
”お宝”の入手を画策するなど非常に積極的に行動してた。
ちなみに彼はダークハウンドを「我々の切り札となる」とまで
豪語していたが、現時点ではMS一機がどう切り札になるのか
は不明。
※いかにもな海賊的な衣装、装飾
はビシディアンが国家転覆を
目論む組織であることを隠す
ためと考えられる。
真正面から反連邦組織と名乗れば
粛正委員会から睨まれる可能性
が高い
そして時は流れキオ編のビシディアンはクルーがすっかり入れ
替わっている模様で、日々の任務もチマチマとヴェイガンに通じる
連邦軍艦艇の攻撃になっていた。
外伝では"秘宝の積極的な使用で連邦打倒を考えていたのに、それが
すっかり消え失せている様に見える。その一方で"秘宝”の情報は
連邦軍、ディーヴァ側にリークしていた。
ビシディアンはこれを使わず来たるべき日まで守り、それを扱うのに
相応しい者達へ渡す方向にシフトしたってことなのだろうか。
【お宝と秘宝に違いはあるのか】
外伝漫画ではEXA-DBの事を"秘宝(おたから)"と言っていたが、アニメではそう
呼ばずに"秘宝(ひほう)"と呼んでいた。これは同一のものではなく、実は
別の物を意味しているのだろうか？もっとも外伝四話以降の流れを
考えるとEXA-DBを秘匿した小惑星は雲隠れしたので、その状態を
指して秘宝と呼んでいるだけか。
【コードの出所について】
EXA-DBを秘匿した小惑星の座標情報はアングラッゾの持つコードと
ヴェイガンから奪った？コード(入手経路不明)を合わせることで
判明した。
なおこの二つのコードのうち、ヴェイガン側のみを旧国家派閥の
ラクトに解析依頼している。解析完了報告の際にアングラッゾは
「これでこっちの通信情報(コード)と」と発言しているので、残り
一つのコード自体は火星由来ではなく地球圏のどこかに秘匿された
ものを入手したように見える。もともと彼は連邦軍特殊部隊出身
らしい、なので軍のデータベースから盗んだのかもしれない。
だとしてもなぜコードが二つ揃わないと意味を成さないのか？
またなぜヴェイガンがコードを保有していたか？など疑問は残る。
【ほかにも残る疑問】
外伝二話によればEXA-DBはハッキングを受けた形跡があり、一部の
データが流出したらしい。それがヴェイガン側の仕業ではないかと
推測されているが、なぜ一部なのか？またこの保管施設を護衛する
ために用意されたシドはこの時どうしていたのかなど疑問は何点か
浮かぶ。
またEXA-DBは管理人レウナの説明によれば軍事用途のデータを
収めているのに、その存在目的は非軍事目的らしい。
レウナの父親はシドのプログラムに自身の人格をコピーしており、
この擬似人格が語るところによれば「人類が平和を手に入れた
ときの宝となる」と言っているが、どう宝になるのだろうか？
【雑記】
このブログの開設経緯について
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