第29話 AGE3の開発経緯

【急に巨大化、合体機になった謎】
 AGE3が何の前触れも無く巨大化、複数
 合体機になったのはアセムが行方不明
 になった件と大いに関係あるんだろうな。
 (外伝追憶のシド第四話)

 彼が最後の任務で遭遇した旧世紀の
 無人MSシドは連邦軍が太刀打ちできる
 相手では無かった。携帯火器としては
 最高峰のハイパードッズライフルも
 通用しない重装甲。さらにダメージが
 通れば自己修復させたうえで同じ攻撃が
 二度通用しないように自己進化までする。

 宇宙海賊ビシディアンのウィービックと
 アセムが共闘しシド撃破に挑むものの
 この死闘で両名が行方不明になった。

 AGE2はこの時点で大破のうえ漂流。一度は
 捜索が打ち切られたが、キオ編第一話から
 何度も再捜索が行われた模様。
 そこでAGEデバイスだけが回収されたよう
 だが機体自体はどうなったのか?OPから
 ヴェイガン側に回収されたようにも見える。

 とりあえず回収されたAGEデバイスには
 戦闘記録が残されている。そこで明らかに
 なった問題を解消すべく開発されたのが
 AGE3ってことなんだろうか。

 『対シド戦における火力不足の解消』
  →フォトンブラスター級?の破壊力を
   有するシグマシスライフル。
   これが扱えることと合わせ、必要
   とあれば更なる大火力兵装が運用
   出来るように大型化。

 『サバイバリティの向上』
  →コクピットブロックのコアファイター
   による脱出手段の確保

 ※追記
 AGEデバイスの戦闘レコーダーがどの程度
 情報を記録できるのかは明かされていない
 ので、フリットはシドをヴェイガンの新型
 機動兵器と誤認している可能性がある。

【シドについて】
 旧世紀の技術で建造された無人MSであり、
 その役目はEXA-DBの守護であった。
 必要に応じ自己進化、自己修復する機能を
 付加された結果。長い歳月の果てに地球製、
 ヴェイガン製とも違う独自の進化を遂げて
 いた。

 アセム達が遭遇した時点でシドは暴走を
 始めており、動く物を破壊する殺戮マシーン
 として行動していた。

 機体サイズはすでに艦艇クラスに匹敵しており
 付近を航行するダーウィン級を撃沈しては
 必要な資材に利用していた模様。

 機体兵装は無数のビーム砲とミサイル、腕部に
 装備された巨大ビームサーベルのみだが、他に
 もシドの小型子機を無数に量産しており、すで
 に艦隊戦力に匹敵するほどの物量まで持ち合わ
 せていた。

 外伝主人公ウィービックの駆るGサイフォスが
 乱れ撃ちを行うも、それを全弾迎撃する能力を
 有しており。まず攻撃を命中させるだけでも
 困難、さらに重装甲で非常に堅牢であり、一度
 ダメージを与えても修復して防御力を上げる
 やっかいな機能まで有している。

 小型子機は修復と改造が主任務の模様で
 武装は無いがスピードはAGE2(MS形体)に
 追従できるほどで、ただの体当たりでアデルを
 真っ二つにしていた。

 という感じでAGE世界では最強最悪の敵
 と思われる。遭遇して無事に帰還できたのが
 ラーガン隊(数名の戦死者は出たが)とバロノー
 クだけというのが恐ろしい。

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