ジェノアスから見る連邦政府の防衛計画

【1】
 民生MSからの転用により短期間に
 低コストで数を揃える事。装備は
 ビーム兵器があればAGE版刀狩りが
 行われた現在。これに対抗できる
 勢力はおらず十分鎮圧出来ると
 想定されていた。

【2】
 実際に現れたUEは対ビーム装甲を
 有しており、連邦軍の計画は破綻
 していた。しかしジェノアスがUE
 に対抗できない事は交戦データの
 少なさ、遭遇した部隊がことごと
 く全滅した事からこの事実が軍本
 部に伝わる事は無く、対応が遅れる。

【3】
 政府からみた場合、連邦軍を組織
 し着々とジェノアスを量産、配備
 した結果。オーヴァン襲撃以降の
 大規模な被害が確認されなかった
 ため。コロニー防衛用に用意した
 ジェノアスは抑止力として効果的
 と判断されてしまい。装備の強化
 や次世代機の開発予算は抑えられる。

 一話の時点でガンダムがビームサー
 ベルを標準装備出来たことから連邦
 軍でもこの技術と製造は可能だっと
 思われる。

 予算か運用する機体の技術的な問題
 か、はたまた過剰装備であると政治
 的な判断でジェノアスに採用される
 事は無く一話に至った。

 ガンダム開発プロジェクトを推進した
 ブルーザー司令がジェノアスの性能
 不足を危惧していた可能性はあるが、
 この装備を軍本部に申請しても楽観
 論で支配された議会の承認を取り付
 けるのは困難だっと想像するのは
 難しくない。

【4】
 ごく稀に小規模な破壊活動はあった
 としても人的被害が目立たなければ、
 被害は損害保険、政府からの支援で
 カバーされるのでそこまで問題視
 されない。

 自分の住むコロニーにしか関心が
 無く、UE脅威論の支持者は少数派
 のため防衛力増強に熱心な人も
 少なく。国防費の増額は支持が
 得られなかったと推測される。

【5】
 ノーラ崩壊以降、立て続けにファー
 デーンを襲撃した事からジェノア
 の性能不足と防衛計画の不備が露呈
 、問題視されたことでようやく連邦
 政府内でUE脅威論が支持され、本腰を
 いれる…のかもしれない。

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