ミサイル兵器が多用されない理由

 アセム編からダブルバレットやアデルキャノンが
 ミサイル兵器を搭載してる。これはヴェイガンの
 MSに対して有効であることを示している証拠だ。
 しかし連邦軍全体で見渡すとごく僅かな配備実績
 であり、主力兵器はドッズガン一辺倒だ。それは
 キオ編に至っても変わらない、なぜなのだろうか?
 今のところ直接の原因はコストパフォーマンス
 と考えている。

 フリット編ではミサイルが直撃しても多少よろめく
 程度であり、明らかに破壊力が不足していた。
 アセム編でMSの兵装として生き残れたのは大幅な
 改良が加えられたからだろう。そのためミサイル一発
 の調達費用が高騰し、有効な兵器ではあるが大量使用
 には向かない状態に陥った。
 そこで連邦軍は新型ミサイルをMSの通常兵装としては
 支給せず。アデルキャノン、艦載用、高射砲部隊向けに
 絞って採用する。

 新型ミサイルは弾頭の先端にビームピックを組み込んで
 いる特殊な構造で、目標へ着弾する直前にビームピックを
 展開して堅牢な表面装甲を貫通、内部へ突入して炸裂する
 仕組みになっている。例え内部へ到達できなくても、ビー
 ムピックで装甲を破壊して自爆装置の起動を誘発させ
 る狙いもある。このためミサイルを使う事とビームサー
 ベルを使い棄てる事がほぼ一緒となり、消耗品としては
 非常に高価な兵器となった。
 ※なおビームピックを展開する仕様上、強力な電磁シールド
  とは相性が悪く、貫通能力が激減する弱点が存在する。

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