第40話 OPで見えた巨大機動兵器

※外伝ついても書いてます
 ので注意。

【謎の巨大MSについて】
 新しいOPの最後で見えたMAタイプは
 (AGEにはこの種のカテゴリーは無い)
 外伝漫画「追憶のシド」に登場したEXA-DB
 の防衛用MSシドと見られる。だがこれは
 AG151年にビシディアンと交戦し、完全に消滅
 している。時を同じくしてEXA-DBを保管して
 いた小惑星は行方をくらました。

 これまでの描写から見た限り、防衛用MSが
 破壊された結果、小惑星を管理するシステム
 がステルスフィールドを展開して追跡を振り
 切り、さらに失った戦力を補充するために
 自前でシドを製造したものと考えられる。

 EXA-DBには全ての戦闘兵器の設計図が収めら
 れているのでシドも例外ではなかったという
 ことなのだろう。そしてシド自体が自己修復、
 自己進化という特殊システムを搭載する。
 このため小惑星にはこれに対応して小規模な
 製造プラントが建造されていたのかもしれない。
 ※漫画では坑道が無数にあり、その全容は不明
  であった。
 ※初登場時点で作業用(戦闘に転用も可能)の
  小型シドが存在し、修復・改造を担っていた。

 問題はどの時点のシドを製造したかだ。最終的
 にはGサイフォスのプラズマ融合炉を自爆させる
 形で相打ちに持ち込み、完全消滅に追い込んで
 いる。もしこの時の戦闘記録を元にさらに改造が
 進んでいるなら通常火器では破壊できない可能性
 が高い。
 ※当時のシドは既にAGE2のハイパードッズライフル
  でも、多少装甲を破壊する程度に留まっており、
  完全破壊は不可能、バロノークの集中砲火では
  無傷など非常に堅牢な防御能力を誇っていた。
 ※小惑星が消えた時期を考えると、シドとEXA-DBは
  通信を行い戦闘記録を蓄積している可能性が高い。

【なぜシドが出るのか】
 EXA-DBへ接触する結果、シドと交戦するのは十分
 ありえる。それ以上に再製造されたシドが地球圏の
 戦乱に反応して無差別攻撃を仕掛ける可能性も
 あると思う。

 最初のシドは登場時に暴走を始めており、自己
 改造を繰り返した結果、動くものを全て破壊する
 殺戮マシンに成り果てていた。つまりこれはAI
 にバグがあることを示唆している。
 EXA-DBはバグ入りの設計図を元に再製造する訳
 だから、当然二号機も暴走する危険性を持っている
 だろう。それに今回登場した戦略兵器と思われる
 プラズマダイバーミサイル?に呼応して小惑星
 守るために地球圏への無差別攻撃に出るのだろうか?

【追記】
 OPを見直すとシドタイプのシルエットはツインアイ
 っぽい事に気が付いた。漫画で登場したシドはモノアイ
 なので完全に同一というわけではないようだ。
 (ただ漫画ではあの位置にビーム砲があったのでそれかも)

 ウィング部分の形状と胴体背面のバインダー?から
 何かしらの改造は施されているように見える。
 ヴェイガンがEXA-DBを手に入れて、データベースの
 リストにある最後の兵器を作り上げたのか

【地球圏の戦況について】
 衛星軌道上の制宙権は奪還され、ノートラム
 は連邦軍の拠点として利用されていた。
 そうなると必然的に地上のヴェイガンも補給
 を絶たれ、戦力増派も適わないため連邦軍
 反抗作戦で掃討されたと考えられる。

 例の巨大要塞ラ・グラミスは地球艦隊の接近に
 伴い、温存のため後方へ後退したと見られる。
 現在ヴェイガンの主力はルナベースへ集結している
 模様。イゼルカントとしてはこの戦いで全滅させる
 予定なのだろう。

 また自爆解除はエデン計画の選別が始まった
 と考えられる。




【関連記事】
 銀の杯条約と兵器復活について
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