連邦政府の発足から連邦軍設立までの経緯考察

※七話くらいまで視聴した時の範囲でAGE世界がどうして
 あんな形に行き着いたか暇つぶしにあれこれ考えた。

以下箇条書き

・コロニー国家同士による資源争奪による戦争が繰り返された
 事により、地球圏の人類は破滅の一歩手前までに陥る。
  →OPの大地に突き刺さる構造体はコロニーシャフト?
  →この時点で地球は極度に破壊汚染され人の住める状態では無い?

・現代のICBMによる相互破壊確証と同様の最終攻撃が発生したため、ほぼ
 全てのコロニー国家は中央政府と継戦能力を喪失。僅かに残った残存コロニー
 群が臨時政府を発足させ停戦に至る。

・停戦条約は月面都市で行われ、これがのちの連邦首都の基礎となる。
 連邦軍本部がここにあるのも政府官庁が置かれているため。
 →OPの条約締結シーンには国連旗を元にした紋章?

・大戦による人的・資源の枯渇は深刻な域に達しており、一部ではコロニーの
 環境システムが維持できなくなり難民も発生。
 出兵した兵士の多くが戦死した事により人口ピラミッドも崩壊。
 子供と年寄りばかりの状態に陥る。
 →ファーデーンに対立する国家派閥がいるのはこれが原因
 →旧型コロニーは難民収容の為、下層フロアを代用。これが現代の地下スラム
 →ジオン公国の様に密閉式に改造する余裕も無かった?

・人類存続の危機を乗り越え、戦争を繰り返さないために
 コロニー国家を統合し連邦制度へ移行する事になる。
 徹底的な軍備の排除、そこにつぎ込まれた全てを代わりに
 コロニー再建や資源の徹底的なリサイクル。限り無く自己完結
 できる高効率システムの構築に各国の科学者や技術者が挑む事になる。

・復興が進むまでの間は、連邦政府主体による計画経済に移行。
 政府による軍需産業の解体、民生部門への転換が行われる。
 コロニーが単独で再武装を行えないよう化学・鉄鋼工業などの
 プラントは月の連邦政府直轄地のみに限定される。

・シミュレーター用スーパーコンピュータや高精度加工機械など
 武器・兵器の製造に利用できるものは民間での流通を禁止し
 AGE版刀狩りが行われる。

・MSは戦争により発生した大量のデブリやコロニー残骸の撤去
 に必要のため生き残る。ただし開発製造は認可が厳しく制限され
 限られたファクトリーのみになる。

・復興完了と共に計画経済の終了。各コロニーに自治権を与え、政府は
 利害調整に務める事になる。貿易も再開されるが既にコロニー単体で
 ほぼ自己完結しているため需要は少なめとなり、貿易摩擦等の問題も無い。

・衣食住に困らなくなったことで地球圏はしばらく平和を謳歌する…?

備考:軍備放棄のイメージとしてはガンダムWの完全平和主義があるが
   AGE世界はどちらかというと「未来少年コナン」に近い。
   世界が破滅し、僅かに残った人々が慎ましく生活していく感じ。
   こうなれば武器を持つより鍬を持って畑を耕す方が必要になる。
   銃で腹は満たせないのだから…。